夜勤手当による収入の変化
毎月の給与明細を見て、介護福祉士が最も大きなインパクトを感じる項目の一つが夜勤手当の存在でしょう。
基本給そのものは、他の職種と比べて決して高いとはいえない介護の仕事において、夜勤に何回入るかでその月の総支給額は数万円単位で大きく変動します。
一般的な特別養護老人ホームや介護老人保健施設の場合、1回あたりの夜勤手当の相場は5000円から8000円程度ですが、人手不足が深刻な施設や大手の法人が運営する場所では1回1万円を超える手当がつくことも珍しくありません。
仮に月に5回の夜勤をこなすとすれば、それだけで基本給に加えて4万円から5万円もの上乗せになり、これが手取り額を大きく押し上げる原動力となります。
生活費に余裕を持たせたい介護福祉士の多くが、自ら進んで夜勤の回数を増やしてほしいと希望するのはこのためです。
しかし、この夜勤手当による収入アップには、健康を犠牲にするという手痛い裏返しが存在します。
昼夜が逆転する生活は自律神経を乱しやすく、睡眠不足や慢性的な疲労が蓄積するため、体力的に精神的にも決して楽な働き方ではありません。
若い頃は体力が持っても、年齢を重ねるごとに夜勤の負担は体に重くのしかかってきます。
夜勤手当は効率的にお金を稼ぐための強力な武器になりますが、自分の健康状態やライフステージとのバランスを常に見極めながらシフトを調整していく賢さが必要です。
生活習慣の管理も含めて、自己コントロールができる人に向いている稼ぎ方です。